若葉が初夏の日差しに輝く季節となりました。会員の皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は高砂市防火協会に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

会員皆様のご推薦をいただき令和6年度高砂市防火協会会長に就任いたしました株式会社神戸製鋼所 高砂製作所の橋本でございます。微力ではございますが精一杯努めさせて頂きますので、役員共々何卒よろしくお願い致します。

当協会は火災や自然災害などから人命や財産を守る大切な役割を担っております。
そうしたなか、本年1月1日に発生した能登半島地震では、震度7の激しい揺れとともに液状化の
発生など甚大な被害が発生しました。4月17日には南海トラフ巨大地震の想定震源域ともなる愛媛県・高知県において M6.6、最大震度6弱を記録する大きな地震が発生し、あらためて迫りくる南海トラフ巨大地震に対する警戒、備えの重要性を感じたところです。
また、近年増加しているゲリラ豪雨や大型化した台風への備えも大切であり、直近4月16日の雹害には大変驚かされ、これも地球温暖化の影響の一つとも感じたところです。
こうした避けることはできない自然の驚異に対しては、その被害を最小化するためにも、日頃より地域が密に連携し、防災行動力を高める取り組みが大切になると考えています。
また、令和5年の高砂市の火災状況ですが、1名の尊い命が失われ、負傷者数は5名、火災件数では21件となり、より有効な防火活動が求められるところです。

こうした背景も踏まえ、行政の皆様とも密に連携し、危機意識を持って迅速かつ的確な防火・防災活動に努めて参りたいと考えております。今後ともご支援・ご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

橋本 康宏